漫才「カレーライス」
鍋「コトコト」
ボ「よし。煮込みはこんくらいで十分かな、お前の分も作ったからな」
ツ「ありがとう」
ボ「じゃ、よそいで、と」
(カレー、ライスの順でよそう)
「はい」
ツ「何でやねん」(叩く)
皿「パリーン」
ボ「え?」
ツ「普通はライスから継ぐやないかい」
ボ「いや、普通はってなんやねん。第一感はカレーライスの名の如くカレー。ライス。の順で継ぐと思うだろ!カレーライスはルーが本体だ!」
ツ「いやいやライスから継いだほうがきれいやないかい。」
ボ「誰に教わった?」
ツ「は?」
ボ「そのカレーの注ぎ方は誰に教わったかって聞いてんだよ!」
ツ「いや、ん〜教わるとかないやん」
ボ「嫌、カレーライスの注ぎ方はたまたまここにある家庭科の指導要領には書いていない!お前、アレだろ」
ツ「え?」
ボ「教育機関で教わらないことを、学んでるくせに意識せずに普通と思っちゃうクチだろ?」
ボ「その感じで、今まで大学に入って...普通に大学に入って普通に就職してると思いこんで多くの無垢な人を傷つけてきたんだろうな」
ツ「皿割ったことは謝るから〜取り敢えずカレー食おうぜ、な?」
ボ「そうだな」
ツ「フキフキ」
ボ「モグモグ」
ボ「ふぅ...カレーはご飯からついでも、ルーからついでも味は同じだな」
ツ「キエェェェェェェ」