響きを求めろよ
どうも、この前秋葉原に行ったら、「それはちょっと世間は許してくれぇまsぇんよ」の人本人に3回くらいすれ違った気がしました。ばなです。
今回は、作曲のメロディメイキングと、ネーミングの似ている点についてです。
商品やキャラクターのネーミングは、作曲のメロディメイキングです。何故なら、皆に定着する名前やメロディは響きが良いからです。
まず、人類はいままで名前をどうやって付けていたかについてです。例えば、向日葵には、それを初めにひまわりとよんだ人がいたはずです。
その響きが美しかったため、周りの人も同調して(今で言うぴえんのノリ)それを真似して呼ぶようになり、それが今の今まで長年定着しているのです。それ故に生き物の名前は非常に洗練されています。キリン、ゾウ、パンダ、ゴジラなど。
(1600年代に向日葵が日本に入ってきた当時、丈菊/ジョウギクと呼ばれていたが、1700年台にかけて微妙にゴロが悪かったのもあり、変わっていった)
話を商品、キャラクターの名前の話に戻すと、少し話は複雑になる。いま現状では、ネーミングのパターンとなるものがある。
それは、「既存の響きに加えて新しい響きを+プラスする」ということである。
例えば伊藤園の飲料、"おーい、お茶"では、"おーい、"というのが新しい響きで、"お茶"は既存の響きである。
それが組み合わさり、愛される名前が生まれている。
最近流行りのキャラクター、バンダイナムコのゲーム『The Idol M@ster』より、”夢見りあむ”は、”夢見”が既存の響き(あまり使われない言葉ではある)で、”りあむ”が新しい響きである。
特に初代『遊☆戯☆王 ©』では顕著である。
"青眼の白竜/ブルーアイズ・ホワイトドラゴン"では、「ブルーアイズ」と「ホワイトドラゴン」
"激流葬"というカードでは、「激流」と「葬」
(以上に挙げたものは特に傑作である。)
このような「ある程度のパターン+飛躍」という作り方は、作曲のメロディメイキングにかなり近い。どういうことかと言うと、メロディメイキングではコードというもので曲の雰囲気はある程度決まる。つまり、"青眼の白竜"で言うと、"ホワイトドラゴン"部分である。そこにメロディーの演奏で、"ブルーアイズ"部分を加えられるか、というところである。(このネーミングがもし、J-popだったら、百万枚売れるレベル)
同じコードで傑作だったのはデュエルマスターズの"ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン"であろうか。
作曲において、コードとメロディがほぼ同時に決まるときがある。そのパターンは上に挙げた"夢見りあむ"だ。多分名前をつけた方は平仮名ガチ勢で響きを研究しているのであろう。”りあむ”という文字列を思いついた瞬間に夢見という名字当てたんだと思う。(ゲームミュージックだったら、独特だけどここにしか味がなくてカルト的な人気を誇るレベル)
逆に、メロディから思いつくのもあるだろう。その観点では多分、"おーい、お茶"だ。"おーい、"はメロディだけでクラシックになるレベルで最強なので名付した人は隠し持っていて、落ち着いた相方である、"お茶"に出会った時に望みを托したんじゃないかなと言う印象。(もしピアノの曲だったら、流行を超え数百年も受け継がれるレベル)
この様に、メロディメイキング的観点から商品、キャラネーミングを考えると大きな不都合無く説明することができる。そして、メロディメイキングで狙うべき「いいもの」は、キャラネーミングで狙うそれに対してベクトルがかなり近い。
よって、商品、キャラネーミングは実質作曲のメロディメイキングである。
P/S/商品とキャラクラー以外のネーミング、作曲におけるメロディメイキング以外では今回挙げた説と噛み合わない部分が多いので対象は広げない。 僕はメロディメイキングはあんまりうまくないので、ネーミングと共に練習したいと思います。
最後に 今回のカード紹介、
《急(せ)き兎馬(とば》
効果モンスター
星5/風属性/獣族/攻2000/守1800
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):カードが存在しない縦列がある場合、
このカードはその縦列の自分フィールドに手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
(2):このカードと同じ縦列に他のカードが置かれた場合に発動する。
このカードを破壊する。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このターン、このカードの元々の攻撃力は半分になり、直接攻撃できる。
名前は三国志に登場する赤兎馬という馬のオマージュ。
このカードを入れるだけで対人だと会話が発生するので素晴らしいカード。
砂塵の大竜巻が強くなるのが特に楽しい。